できたらいいな、星間旅行!!

太陽社長の岡本大助さんがきっかけで宇宙や惑星に興味を持ちました!

さそり座

ようこそ、天体ブログ「できたらいいな、星間旅行!!」へ。

太陽社長の岡本大助さんに触発されて惑星や天体に興味をもった管理人の天蛙(あまがえる)です!宇宙や惑星のことをご紹介して、仮想の星間旅行をして頂ければと思います。

 

本日ご紹介するのは、オリオンを殺すためにヘラに使わされた刺客であるさそり、「さそり座」です。

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さそり座(蠍座、Scorpius, Scorpio)は黄道十二星座1つで、トレミーの48星座1つでもあります。

天の川沿いにある、大きくて有名な星座です。日本では夏の大三角と共に夏の星座として親しまれていて、南の空に確認することができます。天の川に大きなS字型で横たわっていて、特徴的な形をしています。

 

1等星のα星(アンタレス)以外に、δ星、ε星、θ星、κ星、λ星の5つの2等星があります。

 

▪️さそり座の神話

英雄オリオンの傲慢さに怒ったゼウスの妻である女神ヘラは、さそりを地上に送り、その毒針でオリオンを殺しました。この功績を讃えられて、さそりは天に昇って星座になったといわれています

一方、殺されたオリオンを憐れんだ女神アルテミスゼウスに頼んで、オリオンも天に上がり星座となったとのことです。 ただ今でもオリオンはさそりを恐れて、東の空からさそり座が現れるとオリオン座は西の地平線に逃げ隠れ、さそり座が西の地平線に沈むとオリオン座は安心して東の空へ昇ってくるということです。

 

う~ん、さそりの針は怖いですね…。

 

次回は、その起源はシュメール文明にまでさかのぼるという、いて座についてです。

 

太陽社長の岡本大助さんに影響された天蛙でした。

てんびん座

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本日ご紹介するのは、正義と天文の女神アストライアーの所有物で、正義を計る天秤「てんびん座」です。

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てんびん座(天秤座、Libra)は、黄道十二星座の1つ。トレミーの48星座の1つで、西はおとめ座と、東はさそり座と接しています。

てんびん座は、元々はさそり座のはさみの部分だったのですが、後に星座として独立しました。このため黄道十二星座の中では最も新しいものと考えられています。
また、黄道十二星座の1つなので、元々はメソポタミア文明に由来を持つ可能性が高いそうです。


■てんびん座の神話

神々の王ゼウスと、巨人タイタン族の女神テミスとの間に生まれた娘アストライアーは、正義を守る女神。

アストライアーが生まれたころ、この地上は「金」の時代といわれ、川には牛乳が流れ、野にはたくさんの果物や、穀物があふれていました。


ところが「銀」の時代がくると、地上に四つの季節ができました。暑さと寒さをしのぐために、人間は家を建てたり、衣服を縫ってまといました。また、春に穀物の種をまき、秋に収穫をしなくてはならなくなりました。やがて人々の間に貧富の差ができ、人のものを盗んだり、争ったりしはじめました。


そこで、正義を守る女神アストライアーは、「天秤」を使って穀物を正しく計り人々に平等に分配しました。こうして、争うことのないよう、公平な裁定をしたのです。


しかし、「銅」の時代が訪れると、人は鉄で武器を作り、暴力で人殺しをし始めました。それまで地上にいた神々は、これを見て人間と暮らすことをあきらめ、天上に昇って行きました。最後まで「正義」を守らせようとした女神アストライアーも、ついに天上の世界に帰ったのでした。


その女神の姿は「おとめ座」として星座に残され、女神が愛用した「天秤」も星座として天高く輝くことになったのだといいます。


人間は自分たちの愚かな行いによって、神から見限られてしまったのですね。なんてこった。


次回はオリオンを貶めるためにヘラに使わされた刺客「さそり座」について。


太陽社長の岡本大助さんに影響された天蛙でした。

おとめ座

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さて本日ご紹介するのは、「おとめ座」です。

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おとめ座(乙女座、Virgo)は横道十二星座のうちの1つで、トレミーの48星座の1つでもあります。

おとめ座を成す恒星であるα星は「スピカ」と呼ばれ、おとめ座の中で最も明るい恒星として知られています。

スピカは全天21という21個ある一等星の中の1つとしても有名なのだとか。

ちなみに、同じく全天21であるうしかい座のα星アークトゥルス、しし座のβ星デネボラで「春の大三角形」を形成します。

また、おとめ座付近には「おとめ座銀河団」という銀河団が存在しています。

何かと華やかな星座ですね!

 

おとめ座のモデルには2つの説があります。

1つは前回述べた古代メソポタミアに由来するもので、もう1つはギリシャ神話に由来するものです。

せっかくなので今回は2つともご紹介しようと思います!

 

おとめ座の神話(古代メソポタミア編)

 

おとめ座のモデルとなったのは、古代メソポタミアにあった「畝(うね)」と「葉」という2つの星座です。

ちなみに畝とは畑に作物を植えるために土を盛り上げた箇所のことを言うそう。

古代メソポタミアの星座における畝とは麦畑の畝を指します。

一方葉という星座はナツメヤシの葉を示し、麦もナツメヤシも古代メソポタミア古代エジプトなどの中東地域で栽培されていた作物でした。

雨が少ない砂漠のような場所において麦やナツメヤシは貴重な生命の源であり、そのことから古代メソポタミアの人々はこの2つの星座に植物神や豊穣の女神としての姿を重ね合わせたと言われています。

こうした2つの星座がその後のヨーロッパを中心に統合され、麦とナツメヤシの葉をもった乙女の姿として認識されるようになったそうです。

 

おとめ座の神話(ギリシャ神話編)

 

ギリシャ神話におけるおとめ座のモデルは、農業の女神デメテルです。

農業の女神デメテルには神々の王ゼウスとの間にペルセポネという美しい娘がいました。

好色で強引なゼウスのことを嫌っていたデメテルでしたが、実の娘であるペルセポネのことはとても大切にしていました。

しかし、最愛の娘ペルセポネに恋をした神がいました。

それは冥界の王ハデスです。

ハデスは美しい花をおとりにし、無理やりペルセポネを捕まえ冥界へ連れて帰ってしまいました。

 

デメテルはペルセポネがいなくなったことで悲嘆に暮れます。

そして農業の女神であるデメテルが内にこもってしまったことで、農作物が育たなくなり大地は実りを生み出せなくなってしまいました。

さすがのゼウスも事態の深刻さに気付き、冥界の王ハデスにペルセポネを返すよう要求します。

しぶしぶ要求を飲みペルセポネを返したハデスでしたが、冥界の王である彼が大人しく言うことを聞くわけがありません。

ハデスがお詫びの印だとペルセポネにザクロの実を渡します。ペルセポネは何の疑いもなく帰り道にそのザクロを食べてしまうのですが、実はこれはハデスの罠でした。

 

ペルセポネが帰ってきたことを喜ぶデメテルでしたが、彼女が手に持っていたザクロを見て愕然とします。

なぜなら冥界の食物を食べた者は、冥界で生きていかなければならなかったからです。

そうとは知らないペルセポネは、ザクロの実を3つ食べてしまったのです。

 

デメテルはゼウスをはじめとした神々に抗議します。

そして粘り強いデメテルの抗議が実を結び、神々の協議の結果ペルセポネは食べた実の数分の月を、冥界で過ごすだけで良いことになりました。

3粒食べたペルセポネは、1年のうちの3か月だけ冥界で過ごすことに。

 

永遠の冥界行きはまぬがれたとはいえ、3か月もの間愛娘を冥界へやることになったデメテル

デメテルが冥界にいるペルセポネを心配している姿が星になり、これがおとめ座になったと言われています。

 

母の愛は強し…。とはいえ、デメテルが可哀想ですねぇ。

 

さて次回は、女神アストライアーに関係すると言われる「てんびん座」についてご紹介します!

太陽社長の岡本大助さんに影響された天蛙でした。

しし座

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本日ご紹介するのは、ヘラクレスにやられちまったネメアーの獅子「しし座」です。

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しし座(獅子座、Leo)は、黄道十二星座1つ。トレミーの48星座の1つで、M65、M66といった明るい銀河がたくさんあることでも有名です。

モデルとなっているのはギリシャ神話の英雄ヘラクレスに退治された、同じくギリシャ神話のライオンであるネメアーの獅子です。

 

◾️しし座の神話

12の冒険を行うことになったギリシャ神話の英雄ヘラクレスの最初の冒険は、ネメアーの谷の化け物ライオン(ネメアーの獅子)の退治でした。ヘラクレスは最初弓を使いましたが強靭な皮により全く利かず、棍棒で叩いたのちにライオンの首を絞めて殺したといわれています。

 

この様子を見ていた女神ヘーラは、ヘラクレス相手によく戦ったと、この化け物ライオンを星座にしました。女神ヘーラはヘラクレスを憎んでいたのです。こうして、しし座が誕生しました。

 

次回は、古代メソポタミアの二つの星座が由来となる「おとめ座」です。

 

太陽社長の岡本大助さんに影響された天蛙でした。

かに座

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本日ご紹介するのはヘラクレスに踏んづけられた哀れな蟹「かに座」です。

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かに座(蟹座、Cancer)は、黄道十二星座の1つ。トレミーの48星座の1つで、星座のほぼ中央にあるM44(プレセペ星団、プレセペ散開星団)が有名です。

モデルとなっているのは、ギリシャ神話の魔人テュポーンと魔獣の母エキドナの間に生まれた(父親オルトロスであるともされる)巨蟹カルキノス。怪蛇ヒュドラの盟友でもあります。

 

■かに座の神話

神々の王ゼウスにはヘラという正妻がいましたが、愛人との間にヘラクレスという子どもがいました。

 

ヘラクレス自身にも妻子がいましたが、幸せそうに暮らしているヘラクレスが気に入らないヘラは、ヘラクレスを錯乱状態にさせて、彼に自分で妻子を殺させました。

我に返ったヘラクレスは嘆き悲しみ、自分の罪を償うために12の試練を乗り越えることにしました。そのうちの一つが怪物ヒュドラの退治です。

 

ヒュドラの友だちであるかに座のカルキノスは、最初はヘラクレスヒュドラの闘いを黙ってみていたのですが、ヒュドラが危うくなったときに助けに入りました。

カルキノスは自分のハサミでヘラクレスの足を切ろうとしましたが、ヘラクレスの方が圧倒的に大きく、あっさりと踏みつぶされてしまいました。

 

この一部始終を見ていたヘラは、ヒュドラとカルキノスを哀れに思い、一緒に空に上げて星にしました。これがうみへび座ヒュドラ)とかに座(カルキノス)です。

 

この蛮勇ともいえる熱い友情(?)のおかげで、今日、相棒を押しのけて黄道十二宮の一員として光り輝いているわけです。

しかし何というか、あまりに簡単で、情けないエピソードですね……。

蟹座生まれの方々は、もう少し立派な神話であってほしいと思っていることでしょう。

わかりますよ、その気持ちw

 

次回は、というか次回もヘラクレスにやられちまったネメアーの獅子「しし座」について。

 

太陽社長の岡本大助さんに影響された天蛙でした。

ふたご座

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本日ご紹介するのは流星群の名称でもおなじみ「ふたご座」です。

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ふたご座(双子座、Gemini)は、黄道十二星座の1つ。トレミーの48星座の1つでもあります。
β星は、全天21の1等星の1つであり、ポルックスと呼ばれています。α星カストルポルックスに準じる明るさで、ポルックスの近く(北西)に位置します。
β星(ポルックス)とα星(カストル)と、それにγ星とμ星で、星座はほぼ長方形を形作っています。なお、ふたご座と向かい合う極はいて座です。

よく聞く「ふたご座流星群」とは、α星(カストル)付近を放射点として出現する流星群のこと。12月初旬頃から下旬にかけて出現し、12月半ばに極大を迎えます。しぶんぎ座流星群ペルセウス座流星群と並んで、年間三大流星群の1つとして有名です。

 

■ふたご座の神話

スパルタ王テュンダレオースの妻であったレーダーは、白鳥に姿を変えたゼウスに誘惑され、二つの卵を産みます。一つの卵からはクリュタイムネーストラーとカストール(カストル)が、もう一つの卵からはポリュデウケース(ポルックス)とヘレネ―が生まれました。


クリュタイムネーストラーとカストールには人間である夫テュンダレオースの力が備わり、ポリュデウケースとヘレネ―には神であるゼウスの力が備わっていました。
神の子であるポリュデウケースとヘレネ―には不死の能力がありましたが、クリュタイムネーストラーとカストールは人間のため、やがて死ぬことが運命として決まっていました。


異父兄弟とはいえ、カストールとポリュデウケースは男同士とても仲良くしていました。そこでポリュデウケースは上位の神に頼み、自分の不死性を兄に半分分け与えました。このため、双子は1日(一説では1年)の半分は神として天の上で過ごし、残りの半分は地上で人間として今も楽しく暮らしているのです。

 

 

よくよく話を読んでみると、本当は双子ではなく四つ子だったことが判明しましたw
じゃあ「ふたご座」じゃなくねwww?

 

次回は完全にとばっちりでヘラクレスに踏みつけられた「かに座」について。

 

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おうし座

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さて本日ご紹介する十二星座は、「おうし座」です。

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おうし座(牡牛座Taurus)は、黄道十二星座1つです。日本では、12月末から2月の夜に南の空を見上げると、おうし座がちょうど見やすい高さに昇ってきているはずです。1等星アルデバランと,肉眼でもよくわかる二つ散開星団プレアデス星団とヒアデス星団を含みますので,見つけやすく,星をつなぐと形も整っています。

 

1等星のα星(アルデバラン)以外に、2等星が1つ(β星)あります。

α星(アルデバランはおうし座で最も明るい恒星で、冬のダイヤモンドを形成する一つです。橙色巨星で、この星座の中心にあります。

β2等星はエルナト(Elnath)で、おうし座で2番目に明るい星になります。

 

アルデバランの地球からの距離は約66光年。表面温度は約4100℃と観測されています。

 

おうし座の神話

ギリシア神話において大神ゼウスが,フェニキア王女エウローペをさらうために変身した,白い牡牛の姿だと云われています。

 

野原で遊ぶ王女の前に現れた白い牛は静かに王女のそばにうずくまり,心を許した王女が牛の背に乗ると,王女を乗せたまま海を越えてクレタ島へと渡り,エウローペはそこでゼウスとの間に3人の子どもを授かったと云われています。エウローペが降り立った土地は後にヨーロッパと呼ばれ,3人の子のうちミノスはクレタ島の王に,ラダマンテュスは立法者に,サルペドンはリキュアの王になったということです。

 

次回はポルックスカストルγ星からなる星座「ふたご座」です。

 

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