できたらいいな、星間旅行!!

太陽社長の岡本大助さんがきっかけで宇宙や惑星に興味を持ちました!

水星

ようこそ、天体ブログ「できたらいいな、星間旅行!!」へ。

太陽社長の岡本大助さんに触発されて惑星や天体に興味をもった管理人の天蛙(あまがえる)です!宇宙や惑星のことをご紹介して、仮想の星間旅行をして頂ければと思います!

 

さて今回は太陽系の第一惑星「水星」についてです。

 

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水星は太陽系にある惑星の1つで、太陽に最も近い公転軌道を周回しています。
岩石質の「地球型惑星」に分類され、太陽系惑星の中で大きさ、質量ともに最小です。

水星には大気はほとんど存在せず、カリウム、ナトリウム、酸素などを成分とする非常に薄いガス層があるだけです。表面温度は平均179℃ですが、温度変化は-183℃から427℃におよびます。水星には地球と同程度な大きな鉄の核が存在します。水星全体では約 70 % が金属、30 % が二酸化ケイ素でできています。なお、水星には衛星や環はありません。

水星について記述された最古の観測記録は、紀元前14世紀頃のアッシリア人によって作られたと考えられる星図表です。
この表における水星の楔形文字表記は、Udu.Idim.Gu\u4.Ud(the jumping planet、「跳ぶ星」)と訳されました。
バビロニアにも紀元前1000年代の記録があり、彼らは神話に登場する伝達する神ナブーになぞらえた名称をつけていたようです。

古代ギリシア世界では、宵の水星にヘルメース、明けの水星にはアポローンを対応させていましたが、やがてこの2つの星が同一のものであることに気づき、その後、最内周惑星で運行が速いことから、ヘルメースと同一視されていた他の神々の使いである俊足の神メルクリウスの名があてられ、これが英語のマーキュリー(Mercury = 水星)の語源となりました。

古代中国では水星は「辰星」の名で知られ、方角の「北」、五行思想の「水」と対比させていました。現代でも、中国、日本、韓国、ベトナムでは漢字で「水星」と書かれ、五行思想の反映が見られます。

ヘルメスの伝令杖「ケリュケイオン」(ラテン語カドゥケウス、二匹の蛇の絡んだ杖)は、現在は商売、交通などのシンボルとして用いられていますが、占星術天文学では古くから、これを図案化したものが水星の記号として用いられています。
錬金術では七つの金属が惑星によって象徴され、ヘルメス/メルクリウスは水銀と関連付けられたため、水星の惑星記号が水銀の記号として使われました。


惑星のことを考えるとき、科学的な面だけでなく神話や歴史などと合わせて考察してみると、なんだかとっつきやすくなりませんか?
次回は地球のお隣、明けの明星・宵の明星でおなじみ「金星」について。

太陽社長の岡本大助さんに影響された天蛙でした。