できたらいいな、星間旅行!!

太陽社長の岡本大助さんがきっかけで宇宙や惑星に興味を持ちました!

火星

ようこそ、天体ブログ「できたらいいな、星間旅行!!」へ。

太陽社長の岡本大助さんに触発されて惑星や天体に興味をもった管理人の天蛙(あまがえる)です!宇宙や惑星のことをご紹介して、仮想の星間旅行をして頂ければと思います!

 

さて今回は私たちの住む地球のお隣さん「火星」についてです。

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火星は地球のすぐ外側を回る惑星です。火星の直径は地球の約半分、質量は10分の1ほど。火星は地球とほぼ同じ24時間37分かけて自転しながら、687日かけて太陽のまわりを公転します。また、火星の自転軸は公転面に垂直な方向に対して25度ほどかたむいているため、地球と同じように四季の変化が見られます。


火星は地球からでも赤く見えますが、これは表面が酸化鉄(赤さび)を多く含む岩石で覆われているからです。表面にはクレーターや火山、峡谷などが見られ、水が流れた跡のような地形も数多く残されています。火星には薄い大気があり、砂嵐も起きます。ときには火星全球を覆うような砂嵐も発生し、「黄雲」と呼ばれ、地上から小さな望遠鏡でもそのようすを観測することができます。

 

火星には太陽系最大の火山であるオリンポス山があります。現在は火山活動は確認されていませんが、少なくとも数千万年前頃までは活動していたとみられています。オリンポス山の裾野の直径は約600km、高さは富士山の7倍近い27kmです。また、火星の赤道付近には、これまた太陽系最大級の渓谷、マリネリス峡谷があります。全長が約2,000kmにも及ぶ長大なもので、深いところでは10kmもの深さがあります。

 

現在の火星の表面には、液体の水をたたえる海や川はありません。しかし、水が流れて浸食したような地形が数多く残されています。これはかつて、火星表面に大量の水があったことを物語っています。しかし、火星は地球よりも小さくその重力も小さかったため、蒸発して宇宙に逃げてしまったか、地球よりも寒冷な気候のために地下に氷結してしまったと考えられています。

 

近年、アメリカが打ち上げた火星探査車「オポチュニティ」と「スピリット」によって、水があった環境下で作られたと考えられる鉱物も発見され、また、アメリカが打ち上げた探査機「マーズ・グローバル・サーベイヤー」の撮影した火星表面の写真から、ここ数年で新たに作られたと見られる地下水がしみ出して地表面を流れたような地形が見つかりました。このことから、火星には昔大量の水があり、現在でも地下には氷の形で存在し続けていることが、ほぼ確実視されています。

 

火星を題材にした映画や本もたくさんあります。しかし、火星は寒く、砂地で、まだまだ人間が住めるような環境ではありません。そんな火星を地球のような環境にして、人類が移住できるような「テラフォーミング(地球化)」計画もあります。

 

次回は太陽系最大の惑星「木星」について。

 

太陽社長の岡本大助さんに影響された天蛙でした。