エリス
ようこそ、天体ブログ「できたらいいな、星間旅行!!」へ。
太陽社長の岡本大助さんに触発されて惑星や天体に興味をもった管理人の天蛙(あまがえる)です!宇宙や惑星のことをご紹介して、仮想の星間旅行をして頂ければと思います。
今回は国際天文学連合 (IAU) が分類した5つの準惑星の最後の一つ、「エリス」についてです!
※エリス(想像図)
しかし、当初それは直径を比べた場合の比較で語られていました。
NASAのハッブル宇宙望遠鏡HSTなどによる観測では、質量を比べても、
エリスが冥王星を上回っていることが確認されたのです。
2005年に見つかった太陽系外縁天体エリス(当初は仮符号の2003 UB313という名称)は、
冥王星よりも大きな「第10惑星」ではないかと話題を集めたことがありました。
結局、2006年8月に国際天文学連合が「惑星の定義」を定めた結果、
冥王星もエリスも「準惑星」というカテゴリーに区分されています。
なお、日本語表記が同じで紛らわしいのですが、ラテン文字で“Ellis”と綴られる
小惑星エリスとは別の天体です。
「エリス」という名前は2006年9月に正式に命名されました。
語源は、トロイア戦争の遠因となったギリシア神話の不和と争いの女神
「エリス」から。
発見者の1人であるブラウンは、神話でエリスが引き起こした争いを、
エリスが天文学にもたらした惑星の定義をめぐる論争に喩えているそうです。
エリスの表面はメタンの氷で覆われていると考えられていて、
その点は冥王星に似ているとか。
衛星が一つ存在しており、名前はディスノミア。
由来は女神エリスの娘、不法の女神デュスノミアからで、
意味するところは「無法状態」。なんだか気の毒になる命名ですね。
次回からは小惑星についてご紹介していきます。
まずは「セドナ」あたりかな。
太陽社長の岡本大助さんに影響された天蛙でした。