ウジェニア
ようこそ、天体ブログ「できたらいいな、星間旅行!!」へ。
太陽社長の岡本大助さんに触発されて惑星や天体に興味をもった管理人の天蛙(あまがえる)です!宇宙や惑星のことをご紹介して、仮想の星間旅行をして頂ければと思います。
今回は小惑星帯(メインベルト)にある小惑星、ウジェニアについて。
ウジェニアは1857年6月27日にドイツ出身の天文学者であるヘルマン・ゴルトシュミットによって発見された小惑星です。
2つの衛星を持っていて、1つ目は1998年11月に、2つ目は2007年4月に発見されました。
地上からの観測によって衛星が確認された初めての小惑星として知られています。
直径は約214.63km。小惑星の中では大型です。
地球の直径が12,742kmなので、大型と言っても惑星に比べると小さいですね。
ウジェニアの名前は、ナポレオン3世の皇后ウジェニーにちなんで名付けられました。
ちなみに1998年に観測されたウジェニアの1つ目の衛星にはプチ・フランスと名付けられていて、これはウジェニーに実際にいた息子が由来なのだとか。
ウジェニアの発見者のヘルマンはドイツ人なのになぜフランスにゆかりのある名前を小惑星につけたのかと言うと、ヘルマンはドイツ出身でありながら人生のほとんどをフランスで過ごしたからだそうです。
ちなみにヘルマンはその生涯で14個もの小惑星を発見したというので、すごいですよね!
きっと宇宙が大好きで、夜空ばかり見ていたのではないでしょうか。
ロマンを感じます。
ウジェニアは比較的マイナーな小惑星であるため、情報量が決して多くありません。
しかし分からない部分が多いからこそ、好奇心がそそられます。
次回は同じく小惑星である「カリオペ」をご紹介します!
太陽社長の岡本大助さんに影響された天蛙でした。