ガスプラ
ようこそ、天体ブログ「できたらいいな、星間旅行!!」へ。
太陽社長の岡本大助さんに触発されて惑星や天体に興味をもった管理人の天蛙(あまがえる)です!宇宙や惑星のことをご紹介して、仮想の星間旅行をして頂ければと思います。
今回も前回に続き、S型小惑星を紹介します。本日は「ガスプラ」です。
小惑星帯の内縁近くにあり、1916年にグリゴリー・ネウイミンによって、ウクライナにあるシメイズ天文台で発見されました。
ネウイミンは、社会活動家であるマクシム・ゴーリキーや作家のレフ・トルストイのような、自分の同時代人も訪れた黒海沿岸の保養地ガスプラにちなんで、この小惑星を「ガスプラ」と命名しました。
1991年10月29日、木星へ向かう途中の探査機ガリレオがガスプラの近くを通過して、本惑星に対する初めての接近観測を行いました。
非常に角ばった形をした小惑星で、表面積は香港の陸地部分の約半分だと推定されています。
表面には幅 100 - 300 m、長さ2.5km、深さ数十mの溝が見られます。その溝が生まれた原因は、ガスプラが小惑星の衝突によって他の天体と共に形成されたことに関係しているのではないか、とする説があります。
ガスプラの表面を、どの程度の堆積層が覆っているのかはまだ完全には解明されておらず、論争の的になっています。
クレーターの名前は世界各国の温泉街にちなんで名付けられ、その一つには、日本の別府の名が付けられているそうです!
世界には面白い惑星がたくさんあるものですね。次回は同じく小惑星の「ダフネ」を紹介します。
太陽社長の岡本大助さんに影響された天蛙でした。