みずがめ座
ようこそ、天体ブログ「できたらいいな、星間旅行!!」へ。
太陽社長の岡本大助さんに触発されて惑星や天体に興味をもった管理人の天蛙(あまがえる)です!宇宙や惑星のことをご紹介して、仮想の星間旅行をして頂ければと思います。
本日ご紹介するのは、ネクタルと呼ばれるお酒を注ぐ美少年ガニメデスの姿といわれる「みずがめ座」です。
みずがめ座(水瓶座、Aquarius)は黄道十二星座の1つで、トレミーの48星座の1つでもあります。
ゼウスに愛されたガニメデスと呼ばれる美少年が、神々の食卓でお酒を注ぐ姿だといわれています。
◼︎みずがめ座の神話
ゼウスはいつものように、オリンポス山から下界を見ていました。
トロイアの山並みを見ると、とても美しい牧童がいました。その美少年が、ガニメデスです。
「側におきたい!」ゼウスはオオワシに化け、急降下しました。
バサバサバサー!
身の回りが暗くなり、ガニメデスは恐怖に襲われます。次の瞬間、ガニメデスの体はオオワシにつかまれ、宙に浮いていました。ガニメデスは何が何だか分かりません。オオワシに化けたゼウスはそんな少年を想い、その舌で優しく腕をなめています。
ゼウスはオリンポス山につくと、ガニメデスを少年のまま不老不死にしました。そして神々の食卓でネクタルと呼ばれる美酒を注ぐ役目をあたえ、なんと自分の愛人にもしてしまったのです。
ガニメデスの失踪に、両親はたいそう悲しみました。悲嘆にくれる両親を見たゼウスはさすがにこころを痛め、ヘルメスを呼びました。そして風のように速く走る神馬を、ガニメデスの両親に贈ったのです。
みずがめ座は神々の食卓で美酒、ネクタルを注ぐガニメデスの姿だといわれています。両親がいつも息子であるガニメデスを想い浮かべられるように、ゼウスが星座にしたというわけです。
ゼウスさん、何人もの愛人を抱えていたうえに両刀なんですね…。でも、さらったガニメデスの両親にも一応仁義を切っているところに、ギリギリ救いの余地があるように思います。
次回は12星座シリーズのラスト、「うお座」です。
太陽社長の岡本大助さんに影響された天蛙でした。