できたらいいな、星間旅行!!

太陽社長の岡本大助さんがきっかけで宇宙や惑星に興味を持ちました!

はくちょう座

ようこそ、天体ブログ「できたらいいな、星間旅行!!」へ。


太陽社長の岡本大助さんに触発されて惑星や天体に興味をもった管理人の天蛙(あまがえる)です!宇宙や惑星のことをご紹介して、仮想の星間旅行をして頂ければと思います。


本日ご紹介するのは、宮沢賢治銀河鉄道の夜にも登場する星座、夏の大三角形を形作る星デネブをα星に持つ「はくちょう座」です。

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北天の有名な星座であるはくちょう座は、天の川の上に翼を広げ、北から南に向けて飛ぶ形をしています。日本では夏の代表的な星座の一つです。


十字の形に星が並んでいることから、北十字星やノーザンクロス(Northern Cross)とも呼ばれています。日本では十文字、天の川星とも。


キリスト教ではこの星座を、キリストの磔の十字架と重ねて考えることがあるとかないとか。


α星は全天21の1等星の1つであるデネブ。デネブと、こと座のα星ベガ、わし座のα星アルタイルの3つの1等星で形成されるのが、夏の大三角と呼ばれる大きな二等辺三角形
アニメ『化物語』のエンディング曲「君の知らない物語」でおなじみの方もいらっしゃるのでは(わからない子は今すぐグーグル先生に聞いてみよう!)。


ギリシア神話には、はくちょう座に関する異なるいくつかの神話が伝わっています。
最も有名なのは、大神ゼウスが白鳥に化けた姿というもの。


スパルタ王妃レダに恋したゼウスは、白鳥に化けて彼女に近づき、想いを遂げます。
白鳥が去ったあと、レダは2つの卵を産み落とし、このうちの一つがふたご座の兄弟ポリュデウケース(ポルックス)とカストールとなりました。ちなみにもう一つの卵から生まれたのがトロイア戦争の誘因となる美女ヘレネ―と、ミュケーナイ王アガメムノーンの妃クリュタイムネーストラーです。


別の説は、太陽の馬車を持ち出したアポロンの子パエトーンがゼウスの怒りにふれてエリダヌス川(エリダヌス座)に落ちたとき、彼の姿を探し回る友人キュクノスをアポロンヘーリオスとも)が、天に上げてはくちょう座にしたというもの。


またある説では、琴の天才オルフェウス(こと座を参照)が死んだときに、音楽の神アポロンが天に上げてはくちょう座にしたといわれています。


このはくちょう座、夏の星座と言っても南の空をさっと通り過ぎるさそり座とは違って、ゴールデンウィークからクリスマスの頃まで空のどこかに見えています。


α星デネブは、ぎょしゃ座のカペラと並んでもっとも北にあり、もっとも長い時間見えている輝星なのです。


次回は自分と自分の娘の美貌をひけらかしたせいで娘を生贄に差し出すことになってしまった母親、椅子に座った婦人座こと「カシオペヤ座」です。


太陽社長の岡本大助さんに影響された天蛙でした。