コップ座
ようこそ、天体ブログ「できたらいいな、星間旅行!!」へ。
太陽社長の岡本大助さんに触発されて惑星や天体に興味をもった管理人の天蛙(あまがえる)です!宇宙や惑星のことをご紹介して、仮想の星間旅行をして頂ければと思います。
本日ご紹介するのは、ついに日用品まで星座になっちゃったのか! という感がぬぐいきれない「コップ座」です。
コップ座(Crater)はギリシア時代とかメソポタミア時代につくられた古い星座。トレミーの48星座の1つですが、暗い星座で3等級以上の明るい星はありません。
コップといえど現在使われているコップ(グラス?)のような形ではなく、耳付きの杯の形(カップとかトロフィーに近い形)で描かれています。
これは、ギリシア時代に使われていたクラーテルと呼ばれる杯で、見ようによっては四角い台の上に大きな杯がのっているようにも見えます。
このコップ座ですが、逸話もどうもパッとしません。やはり日用品を星座にするのは無理があったのかw
みんな大好きWikipediaにも「コップ座の神話はよく分からない」書かれる始末w
いちおう「太陽神アポロンのゴブレットを表す」とか「酒の神ディオニュソスの所持品」とか「コルキス王の娘・メディアの杯」とか「古代メソポタミア神話の王ギルガメシュ(水の神)の象徴」とか言われていますが、どれもこれも決定打に欠ける説のようです。
そもそもギリシア時代とかメソポタミア時代とか言われてるのに、名前の「コップ」ってオランダ語だかポルトガル語だしw
英語のカップでもないし、名前からして中途ハンパなのはダメだって前に「さんかく座」のときにも言ったろぉ~www
さて次回はギリシャ神話の怪物たちの中でもメジャークラス、日本だと八岐大蛇(ヤマタノオロチ)としてもおなじみのアイツ、「うみへび座」です。
「ハイドロプレーニング現象」とかの「ハイドロ」ってどういう意味でどういう語源だと思います? 答えは次回のうみへび座で!
太陽社長の岡本大助さんに影響された天蛙でした。