ジオグラフォス
ようこそ、天体ブログ「できたらいいな、星間旅行!!」へ。
太陽社長の岡本大助さんに触発されて惑星や天体に興味をもった管理人の天蛙(あまがえる)です!宇宙や惑星のことをご紹介して、仮想の星間旅行をして頂ければと思います。
今回は、前回同様潜在的に危険な小惑星「PHA」に分類される「ジオグラフォス」について。
(ジオグラフォスのレーダー画像)
微生物を思わせる形をしていますね。
ジオグラフォスは1951年に天文学者のアルバート・ウィルソンとルドルフ・ミンコフスキーがパロマー天文台にて発見しました。
ちなみにパロマー天文台はアメリカのカリフォルニア州サンディエゴにあります。
「ジオグラフォス」という名前はナショナルジオグラフィック協会に因んでつけられたそう。
ナショナルジオグラフィック協会は自然や化学、地理や歴史に広く関わっていますからね。
天文学とも深い関わりがありそうです。
ジオグラフォスは1995年に、過去2世紀の間で最も地球に接近しました。
その距離約500万km。
地球から月までの距離の約15倍の距離です。
少しイメージしにくいですが、地球から月は比較的はっきり見えるのでその15倍となると、肉眼でかろうじて見えるくらいの距離でしょうか?
この最も接近した1995年にレーダー観測が行われ、ジオグラフォスが太陽系にある惑星の中で一番細長い形をしていることが分かりました。
次に地球に接近するのは2586年だそう。
ずいぶん先ですね~…。
ちなみにジオグラフォスはS型惑星に分類される小惑星で、ニッケル、鉄、マグネシウムなどの鉄や石質の成分から出来ています。
次回はジオグラフォスと同じS型惑星に分類される「ガスプラ」について書いていきたいと思います!
太陽社長の岡本大助さんに影響された天蛙でした。