カシオペヤ座
ようこそ、天体ブログ「できたらいいな、星間旅行!!」へ。
太陽社長の岡本大助さんに触発されて惑星や天体に興味をもった管理人の天蛙(あまがえる)です!宇宙や惑星のことをご紹介して、仮想の星間旅行をして頂ければと思います。
本日ご紹介するのは、美しいけれど高慢ちき、そのために大切なものを失いかけたエチオピアの王妃「カシオペヤ座」です。
北の夜空で輝くW形をしたカシオペヤ座は、おおぐま座の北斗七星と共によく知られている星座で、日本では「いかり星」と呼ばれていました。 星座の形が船の錨に似ていることからでしょう。
カシオペヤ座は北斗七星と共に北極星を見つけるための目印としても有名です。北斗七星が見えづらい時期に北極星を探す際には、カシオペヤ座を目印にして捜すといいと言われています。
一年中見ることができるカシオペヤ座ですが、秋から冬にかけて高く上り、一番見やすくなるそうです。
さてカシオペヤ座の神話について。
カッシオペイア(カシオペヤ座)は、エチオピア王ケーペウス(ケフェウス座)の妻で王妃であり、アンドロメダー姫(アンドロメダ座)の母親でもありました。
カッシオペイアは大変自慢好きな王妃で、ある時、「自分の美貌は海の女神たちにも優る。そして自分の娘アンドロメダーの美しさもすごい」と言ってしまいます。
これを聞いて怒った海の女神たちは、海神ポセイドーンに訴えました。
ポセイドーンはエチオピアに海の怪物ケートス(くじら座)を遣わし、災害を引き起こしました。
ケーペウスが神託を立てたところ、災害を止めるにはアンドロメダーをケートスに生贄として捧げなければならないとのこと。神託に従ってアンドロメダーは海の岩場に鎖で繋がれ、生贄に出されてしまいます。カッシオペイアは自分の犯した罪を嘆き悲しみました。
そこに現れたのが、勇者ペルセウス(ペルセウス座)。
アンドロメダーはペルセウスに助けられ、ケーペウス王のもとへ帰りました。
やがて二人は結婚し、末永く幸せに暮らしたということです。
しかし、神の怒りをかったカッシオペイアは、その罰として椅子に縛り付けられ両手を挙げた姿のまま星座にされてしまいました。
カシオペヤ座が北半球の大部分の地域では水平線下に没することがないのは、ポセイドンが彼女が海の下に降りて休息する事を許さないから。
そのため彼女は常に天空を巡り続けているのです。
身から出た錆とはまさにこのこと。過ぎた自信は危険ですね。
次回はこのアンドロメダ―を救った勇者、白馬の王子様ってこういう人のことを言うのねw 「ペルセウス座」です。
太陽社長の岡本大助さんに影響された天蛙でした。