アンドロメダ座
ようこそ、天体ブログ「できたらいいな、星間旅行へ!!」へ。
太陽社長の岡本大助さんに触発されて惑星や天体に興味をもった管理人の天蛙(あまがえる)です!
宇宙や惑星のことをご紹介して、仮想の星間旅行をして頂ければと思います。
さて今回は「アンドロメダ座」について!
アンドロメダ座(Andromeda)はトレミー48星座の1つ。
前回紹介したペガスス座の隣にある星座です。
アンドロメダの腰あたり(M31)に、「アンドロメダ銀河」と呼ばれる渦巻き銀河があることでも有名です。
これはアンドロメダの恒星以外でつくられる銀河で、およそ1兆個の星々でできています。
1兆個…宇宙の広大さを思い知らされる数ですね。
アンドロメダ銀河は肉眼で見ることができて、月の約5倍の大きさを誇るのだとか。
さて、アンドロメダ座にまつわる神話ですが、この星座のモチーフとなっているのはエチオピア王国の王女、「アンドロメダー」です。
アンドロメダーはエチオピア国王ケーペウスとその妃カッシオペイアの間に生まれた美しい娘でした。
彼女のあまりの美貌を、母親であるカッシオペイアが神に勝ると言ってしまったために、神々が激怒。
アンドロメダーは波が打ち寄せる岩場に鎖でつながれ、ケートスという怪物の生贄にされてしまいます。
お母ちゃんも調子乗りすぎだし神々も器が狭いですね!
途方に暮れるアンドロメダーの前を通りかかったのは、以前このブログでも紹介したペルセウス。
彼は丁度メドゥーサの首を切り取って持ち帰る途中でした。
ペルセウスはメドゥーサの目を見た者は石になる、という特性を生かしてメドゥーサの首を怪物ケートスに見せ、ケートスを石にして退治します。
ペルセウスに助けられたアンドロメダーはその後彼と結婚。6人の子どもを産んだそうです。
アンドロメダーはアテーナによって天にあげられ、アンドロメダ座になりました。
このペルセウスとアンドロメダーのエピソードは、後に「英雄が怪物と戦って美しい女性を助ける」という神話の1つの形態になり、こうした要素のある神話は『アンドロメダ型神話』と名付けられるようになりました。
日本神話に登場するスサノオの「ヤマタノオロチ退治」も『アンドロメダ型神話』の1つなのだとか。
さて次回は、いまいち影の薄い「さんかく座」について紹介していきます!
太陽社長の岡本大助さんに影響された天蛙でした。