ヒギエア
ようこそ、天体ブログ「できたらいいな、星間旅行!!」へ。
太陽社長の岡本大助さんに触発されて惑星や天体に興味をもった管理人の天蛙(あまがえる)です!宇宙や惑星のことをご紹介して、仮想の星間旅行をして頂ければと思います。
今回は小惑星「ヒギエア」についてです。
ヒギエア全体のはっきりとした画像は見つけられませんでした。
青い軌道はヒギエアのものです。
ちなみに中心にある丸は太陽で、一番外側の赤い軌道は木星のものです。
ヒギエアは火星と木星の間の小惑星帯(メインベルト)にある大型の小惑星です。
直径は431kmで、小惑星の中ではケレス、パラス、ベスタに次いで4番目の大きさを誇ります。
ヒギエアは1841年4月12日にイタリアの天文学者であるアンニーバレ・デ・ガスパリスによって発見されました。
ヒギエアの名前の由来はギリシア神話の健康の女神であるヒュギエイアであると言われています。
ヒギエアは炭素物質を多く含んだ代表的なC型惑星であり、太陽の反射率が低く、メインベルトの外側に位置してることも相まって黒っぽい外見をしています。
あまり目立たないので、大型にも関わらず発見が遅くなったのだとか。
次回は小惑星「インテラムニア」について書いていきたいと思います!
ベスタ
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今回は小惑星「ベスタ」についてです。
(探査機ドーンが撮影したベスタです。南極にレアシルヴィアクレーターと中央丘が、また左上には"snowman"と呼ばれる3連クレーターが確認できます)
ベスタは、将来的に準惑星に分類される可能性がある太陽系の小惑星の一つです。1807年3月29日、ドイツのブレーメンでハインリヒ・オルバースによって発見されて、古代ローマの女神ウェスタにちなんで名付けられました。命名者は、あの天才数学者カール・フリードリヒ・ガウスです。
直径は468-530kmと小惑星帯(メインベルト)では3番目の大きさで、四大小惑星の一つに数えられています。表面は他の小惑星に比べて極めて明るいので、条件さえそろえば小惑星の中で唯一、肉眼で見ることができます。また、ケレスなどと一緒にハッブル宇宙望遠鏡とケック望遠鏡により詳細な観測がなされています。
次回は、小惑星「ヒギエア」について書いていきたいと思います!
パラス
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今回は小惑星「パラス」についてです。
(ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影されたパラス)
以前はケレスが最大と言われていましたが、2006年にケレスが準惑星に分類されたことによって繰り上げられました。
パラスは1802年3月28日にドイツのブレーメンにて天文学者ハインリヒ・オルバースによって発見されました。
当時の小惑星には女性名がつけられていたことから、ギリシア神話に登場するトリトーンの娘にちなんでパラスと名付けられたそうです。
パラスは軌道傾斜角と離心率が高く、楕円形の独特な軌道を描いています。
また、パラスの構成成分の多くは炭素を含有した炭素質コンドライトだと言われています。
C型小惑星によく見られるタイプですね。
2007年にハッブル宇宙望遠鏡によって初めて映像が撮影され、パラスが正八面体に近い形であることが明らかになりました。
正八面体…ゴツゴツしてそうですね。
今後、ケレスのようにパラスも準惑星に分類される可能性もあるとのこと。
それによってより多くの情報が分かるといいですね。
次回は、小惑星「ベスタ」について書いていきたいと思います!
太陽社長の岡本大助さんに影響された天蛙でした。
カリオペ
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今回は小惑星「カリオペ」について。
※カリオペ(左)と衛星リヌス(右)想像図
カリオペは太陽系の比較的大きな小惑星のひとつ。火星と木星の間の軌道を公転しています。また、衛星を持つ小惑星でもあります。現在のところ、衛星を持つ最も小惑星番号の若い小惑星です。
カリオペは1852年、イギリスの天文学者ジョン・ハインドによって発見され、当時のケンブリッジ天文台長ジョン・クーチ・アダムズによって命名されました。
カリオペ(ラテン語読み、英語読みではカリオープ)とは、ギリシア神話の文芸を司る女神ムーサ(英語読みではミューズ)の九柱のうち、英雄叙事詩を司る女神カリオペ(カリオペー)に由来するもの。彼女の持ち物は書板と鉄筆であると言われています。
また、カリオペの衛星は当初“S/2001 (22) 1”という仮符号がつけられていましたが、現在ではリヌスと命名されています。これはカリオペの息子リノスの名に由来するものです。
これまでにも衛星をもつ小惑星、あるいは連星である小惑星はいくつも発見されています。惑星に衛星があるのと同様に、小惑星に衛星があるのは当たり前という時代になるのかもしれません。
次回は同じく小惑星である「パラス」をご紹介します!
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ウジェニア
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今回は小惑星帯(メインベルト)にある小惑星、ウジェニアについて。
ウジェニアは1857年6月27日にドイツ出身の天文学者であるヘルマン・ゴルトシュミットによって発見された小惑星です。
2つの衛星を持っていて、1つ目は1998年11月に、2つ目は2007年4月に発見されました。
地上からの観測によって衛星が確認された初めての小惑星として知られています。
直径は約214.63km。小惑星の中では大型です。
地球の直径が12,742kmなので、大型と言っても惑星に比べると小さいですね。
ウジェニアの名前は、ナポレオン3世の皇后ウジェニーにちなんで名付けられました。
ちなみに1998年に観測されたウジェニアの1つ目の衛星にはプチ・フランスと名付けられていて、これはウジェニーに実際にいた息子が由来なのだとか。
ウジェニアの発見者のヘルマンはドイツ人なのになぜフランスにゆかりのある名前を小惑星につけたのかと言うと、ヘルマンはドイツ出身でありながら人生のほとんどをフランスで過ごしたからだそうです。
ちなみにヘルマンはその生涯で14個もの小惑星を発見したというので、すごいですよね!
きっと宇宙が大好きで、夜空ばかり見ていたのではないでしょうか。
ロマンを感じます。
ウジェニアは比較的マイナーな小惑星であるため、情報量が決して多くありません。
しかし分からない部分が多いからこそ、好奇心がそそられます。
次回は同じく小惑星である「カリオペ」をご紹介します!
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セドナ
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今回は将来的に準惑星に分類される可能性がある太陽系外縁天体の一つ小惑星「セドナ」について。
※セドナ(想像図) 近くに小さな月があると想定
太陽からの現在の距離は約130億キロメートル。これまでに確認された太陽系で最も外側の惑星である冥王星の3倍遠く、軌道はだ円で、太陽から最も離れた地点では1300億キロメートル(地球と太陽の距離の約900倍)に達するそうです。
なお、2004年3月16日にいくつかのマスコミが「第10番目の惑星を発見」と報道しましたが、大きさや周囲の天体に対する影響力から、セドナが惑星として分類される可能性は低いとか。また、月のような衛星を伴っている可能性があるそうです。
セドナの名前は、北米極北地方に住む原住民族(特にカナダのイヌイット)の海の女神セドナに由来しています。太陽からの光がほとんど届かず、表面温度は-240 ℃以下と考えられることから、厳寒の北極海の海底に住むという伝説を持つ女神セドナの名前を当てられたそうです。
ちなみに、セドナには悲しい伝承があります。
「セドナは美しく良くできた娘だったが、「誰のもとへも嫁がない」と言ったことに対して父親は罰を与え、犬(または鳥)に妻として与えてしまった。セドナはたくさんの子供を生むが、それが今の人間の祖先であるという。その後、鳥人の男に誘惑されて連れ去られるが、父親がセドナを連れ戻して海に船を出して逃げ出す。だが鳥人が嵐を起こして船を襲うことに恐れをなした父は、無情にもセドナを船から突き落としてしまう。海底に沈んだセドナは海の女神となった。のちに父に殺され海に沈んできた夫はセドナの海底の家の門番となったという。その後、波にさらわれ海に沈んできた父とは仲良く一緒に暮らしたとも、怒りにより海底の家に閉じ込めたともいう。セドナは海の死者国の管理者としての役割を、また、彼女の夫であった門番の犬は、死者を彼女のところへ導く役目を負うとされる」
なんとも後味の悪いお話ですね。お父さんヒドイ!
セドナの発見者らは、セドナや2012 VP113のような軌道を持つ1000km以上の天体が900個は存在するとみているそうです。こうした天体群は、エッジワース-カイパーベルトからオールト雲(彗星のふるさととされる太陽系の果ての仮想領域)までつながる「内オールト雲」を成しているという説もあり、今後この領域でのさらなる新発見が待たれています。
次回は小惑星「ウジェニア」を紹介します。
太陽社長の岡本大助さんに影響された天蛙でした。
エリス
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今回は国際天文学連合 (IAU) が分類した5つの準惑星の最後の一つ、「エリス」についてです!
※エリス(想像図)
しかし、当初それは直径を比べた場合の比較で語られていました。
NASAのハッブル宇宙望遠鏡HSTなどによる観測では、質量を比べても、
エリスが冥王星を上回っていることが確認されたのです。
2005年に見つかった太陽系外縁天体エリス(当初は仮符号の2003 UB313という名称)は、
冥王星よりも大きな「第10惑星」ではないかと話題を集めたことがありました。
結局、2006年8月に国際天文学連合が「惑星の定義」を定めた結果、
冥王星もエリスも「準惑星」というカテゴリーに区分されています。
なお、日本語表記が同じで紛らわしいのですが、ラテン文字で“Ellis”と綴られる
小惑星エリスとは別の天体です。
「エリス」という名前は2006年9月に正式に命名されました。
語源は、トロイア戦争の遠因となったギリシア神話の不和と争いの女神
「エリス」から。
発見者の1人であるブラウンは、神話でエリスが引き起こした争いを、
エリスが天文学にもたらした惑星の定義をめぐる論争に喩えているそうです。
エリスの表面はメタンの氷で覆われていると考えられていて、
その点は冥王星に似ているとか。
衛星が一つ存在しており、名前はディスノミア。
由来は女神エリスの娘、不法の女神デュスノミアからで、
意味するところは「無法状態」。なんだか気の毒になる命名ですね。
次回からは小惑星についてご紹介していきます。
まずは「セドナ」あたりかな。
太陽社長の岡本大助さんに影響された天蛙でした。