わし座
ようこそ、天体ブログ「できたらいいな、星間旅行へ!!」へ。
太陽社長の岡本大助さんに触発されて惑星や天体に興味をもった管理人の天蛙(あまがえる)です!
宇宙や惑星のことをご紹介して、仮想の星間旅行をして頂ければと思います。
今回は「わし座」について書いていきます。
わし座(鷲座、Aquila)は、トレミーの48星座の1つです。
α星は、全天21の1等星の1つである、アルタイル(七夕の彦星)と呼ばれています。ちなみにアルタイルと、はくちょう座のα星デネブ、そして「こと座」のα星ベガの3つの1等星で、夏の大三角と呼ばれる大きな二等辺三角形を形成しているのが特徴です。
ギリシャ神話では、ゼウスが可愛がっていた鷲を星空に上げた星座だと言われています。
大神ゼウスを守り、その打ち出す雷電の武器を持っている大きな黒鷲で、毎日下界を飛び回っては、色々な情報をゼウスに伝えていたと言われています。
そしてゼウスが成長してオリンポスから父クロノスを追い出した時、巨神族の一味は、ゼウスに反抗して、十年も戦いが続き、やがて底無しの穴へ投げ込まれ、海の神ポセイドンの青銅の扉で、その穴をふさぎました。
この戦いの時にせっせと大神の矢を運んだのが、この鷲だったと伝えられています。そのため、古い絵画には、矢をつかんでいる大鷲に描かれています。しかし普通には、トローヤの美少年ガニメーデをつかんできた大鷲と見られ、時にはまた、大神自身が化けた鷲を表わしたものとも言われています。
いやぁ、ゼウスの忠実な下僕だったんですね! 夏を代表する星座の1つです。
次回は、秋の星座として有名な「馬座(ペガスス座)」についてご紹介したいと思います。